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株式会社 不二家

現場スタッフと団結して出店を成功させることで、より多くの方の近くに不二家を届けたい。
2009年3月に始まった不二家の百貨店事業。百貨店などの催事場に出店するという同社の新しい事業形態だ。その目的は食品メーカーとしての不二家の安全性や信頼感、新しい試みや商品に関する情報を、従来の店舗でリーチできなかったお客様に発信していくこと。より多くのお客様に不二家を伝えていきたいという想いから始まった本事業は、まだスタートから1年余りだが生ミルキーやミルキーロールなどのヒット商品を軸に、すでに全国規模で事業を展開中。これまでに十数都道府県の催事場に出店してきた。今回は催事の現場で活躍する西澤徳一氏と町田優香里さんに、この仕事の魅力ややり甲斐についてお話を伺った。

催事場の仕事は売場の“トータルプロデュース”。短い期間だからこそ常に新鮮な気持ちで働ける。

「催事場の仕事はとてもやり甲斐があります。大変なこともたくさんありますが、いつも楽しく働いています」

笑顔でそう語るのは2009年に新卒で入社した町田さん。百貨店事業の醍醐味は、一つの仕事が1〜2週間と短い期間で完結することだと言う。

「開催地ごとに新しい方と出会い、その中で一致団結して仕事を成功させるというのは非常にやり甲斐があります。もともとお客様と接するのが好きで、販売の仕事に携わるこの仕事は毎日がとても充実していますね。また、私たち販売員は、販売や、発注だけではなく売場を手伝っていただく現地の販売スタッフを統括する立場でもあります。そのため、年上のスタッフの方に指示を出して、動いていただく必要があります。そういう点で、難しさや大変なこともありますね」(町田さん)

催事の現場で販売員に求められる仕事はスタッフの統括や商品販売だけではない。売場の設営や人目を惹くディスプレイの装飾を作ることも販売員の大事な仕事だ。「特に不二家の売場は見た目に力を入れている」と西澤氏は話す。

「不二家にはペコちゃんというおなじみのキャラクターがいますから、それを全面に出して、売場を目立たせています。そうすることで、不二家だということを分かりやすく、端的に伝えることを目指しています。販売員は、装飾用のパネル作成などの打ち合わせに立ち合うこともあり、いうなれば売場の“トータルプロデューサー”と言えますね」(西澤氏)

「目立つ作りになっているので、歩いている人が売場を見て足を止めてくれることは多いですね。商品を買わないお客様でも飾ってあるペコちゃんの頭を撫でてくれる方などがいらっしゃいます。商品を売ることは大切ですが、そうやって不二家に親しんでいただけるのはとても嬉しいことです」(町田さん)

元気に明るく。お客様のためにガッツを持って働くことが大切。

催事場での仕事で一番大切なのは、“元気に明るく”働くことだと二人は話す。

「売場の装飾を工夫することで視覚的にお客様に訴えていますが、私たち販売員は耳でも気づいてもらえるようにハキハキと元気に声を出すことを心がけています」(町田さん)

「もちろん、元気さや明るさだけではいけませんが、どんなに素晴らしい売場・商品でも、販売員の元気がなかったらお客様は魅力的に感じませんから。やっぱり働く上での基本となる要素ですね」(西澤氏)

売場で扱う商品はもちろん食品ばかり。そのため、元気さや明るさと同時に当たり前のことを丁寧にやるという実直な人間性も強く求められる。また、ガッツや柔軟性も催事の現場では必要だ。

「現場では力仕事もあります。仕事に慣れてくれば出張することもあるので、忙しいときは体力的にきついこともありますね。そんな中でも元気に頑張ることができないといけません。例えば売場が盛況でどんどん商品が売れると、嬉しいことですが、その分商品を頻繁に補充しないといけません。例えば百貨店では商品のストックが別のフロアーにあることも多く、忙しいときはエレベーターを待つ余裕なんてありません。そんなときは階段を使って急いで運ぶんです。もちろんとても重たいし、大変ですよ(笑)。そこはもう仕事に対するガッツがあるかどうか、ですよね。大変でもお客様に喜んでもらえると思えるから、踏ん張って頑張ることができるんです」(町田さん)

「現場で手伝ってくれる現地スタッフの方も、私たちが率先して動く姿勢を見ることで頑張ろうと思ってくれるし、付いてきてくれます。またメーカーの販売員だからと変にプライドを持って、スタッフの意見を聞かないということもあってはいけません。スタッフの中には年齢・販売経験が私たちより上という方はたくさんいらっしゃいます。立場にこだわりなく良い意見は受け入れ、取り入れる柔軟性も催事の現場では大事ですね」(西澤氏)

真摯に一生懸命頑張ること。それこそが現場の絆や信頼感の土台になる。

言葉だけでなく、真摯な姿勢や一生懸命行動すること。それこそが短い期間の中で現場の一体感や絆を育んでいく。町田さんにはそのことの大切さや素晴らしさを実感した忘れられない思い出がある。

「以前、地方の催事で予定の倍以上のペースで商品が売れたことがありました。納品は毎日お昼に一度だけなので、普通はそれを計算に入れて販売しなければなりません。その時のスタッフがとても熱心な方々で『出来る限り頑張りましょう』と言ってくれたこともあり、翌日の分もどんどん売りました。結局、翌日の昼までの分がその日の夕方に全て売り切れてしまったんです」(町田さん)

売れ行きは好調だったが、翌日から販売ができないのは困る。町田さんは生産工場と掛け合って、翌日のお昼納品の分を開店前に届けてもらうことになった。しかし、そのためには朝6時に届いた商品を包んだり箱に詰めたりという作業が必要となる。そのとき、話を聞いた販売スタッフが自分たちも6時から来ると言ってくれたのだ。

「通常、スタッフの方は百貨店が開店する直前の9時半くらいに出勤します。6時に来て私の仕事を手伝う必要はありません。でも結局二人の販売スタッフの方が7時に来て、仕事を手伝ってくれました。本当に感動しましたね。今でも思い出すと涙が出そうになるほど嬉しい思い出です。仕事に対する姿勢や想いは、一生懸命頑張ることでスタッフの方にも伝わるんだと実感しました。わずか1〜2週間という短い時間ですが、そうして築かれる絆や信頼感は、とても強いんです」(町田さん)

そうやって全員が一致団結した催事の現場は、例えるならば「文化祭みたい」と言う。もちろんビジネスである以上、きちんと計画を立てて準備し、結果を出すことは当然。結果を分析し、報告をして次の催事につなげるという大きな仕事もある。毎回が真剣勝負の文化祭だ。

「ゼロから売場を作りあげ、一致団結して売場を盛り上げて成果を出す。そしてみんなで片付け、また次の仕事の準備を始める――。いつも新鮮な気持ちで楽しく働いていますが、同時に真剣だからこそ、結果が出たときの喜びはひとしおですね。それに現場ではお客様だけではなく、現地の販売スタッフの方や百貨店のバイヤーの方など毎回新たに出会う人がたくさんいらっしゃいます。本気で向きあいながら一緒に働くので、この仕事を通して全国にたくさん友達や仲間ができましたね」(町田さん)

全国の不二家ファン・ペコちゃんファンへ。より多くの方と不二家の間に接点を作っていきたい。

お二人は今、どのようなビジョンを持って百貨店事業に携わっているのだろうか。今後目指す目標をそれぞれ伺った。

「まだ十数ヶ所しか行ってませんが、私の夢は47都道府県全ての百貨店に出店することですね。現在、不二家の店舗があるのは39都道府県なんです。また、県内に店舗があったとしても遠くて行けないため、催事場に来ると喜んでくださる方もいらっしゃいます。そんな方にもっと満足していただけるように、これからもより多くの方の近くまで不二家を届け、接する機会を増やして行きたいですね」(町田さん)

「百貨店事業がスタートした理由は二つあります。一つは不二家が過去に失った信頼を回復することです。食品を扱うメーカーとしての安心感や安全性をより多くの方に伝えたいですね。そしてもう一つが情報発信をすることです。元気な不二家のイメージや新しい試み、美味しい商品などをより多くの方に知っていただきたいのです。従来の店舗ではリーチできなかったお客様に不二家を届けるための手段として百貨店事業は大きな意味を持っています。今後もっと発展させていきたいですね」(西澤氏)

お話を伺っている間、常に笑顔で明るく話をしてくれた西澤氏と町田さん。その表情や言葉からは彼らがこの百貨店事業の仕事に誇りを持ち、意欲的に働いていることが伝わってきた。

「元気で明るい方と一緒に、今まで以上に不二家を盛り上げていきたいです。これからも全国を飛び回るので、催事場で見かけたときには気軽に声をかけてください」(町田さん)

取材を終えて
取材の最後に、町田さんの携帯に保存されている写真を見せていただいた。売場の装飾に使ったというひまわりの花や、自分自身がペコちゃんの着ぐるみに入ったときの写真。その他にも売場のディスプレイや、一緒に働いた販売スタッフの写真がたくさん入っていた。それらの写真は言葉以上に町田さんがこの仕事に愛着を持って楽しんで働いている何よりの証だろう。